司法書士 あかおリーガルオフィス

こんにちは。

前回のブログ「司法書士の一日」の続きです。

午前中は、ほとんど事務所にいない私ですが、
そのしわ寄せはいかに？

いよいよ午後の執務の始まりです！

まずは、午前中にかかってきた電話や
メール、ＦＡＸへの対応からスタートです。

というか、夕方まではほとんどこれに費やします。

まずは、それぞれの内容を簡単に確認し、
優先順位を付けていきます。

優先順位の低いものについては、
場合によって、何もアクションしないこともあります。

そうしないと、限りある一日が足りなくなる可能性があるからです。

もちろん、対応しなくても、
問題がない事案に限ってですが。

そして、優先順位が決まったら、
あとは、それぞれ個別に対応していくだけなのですが、
その間も、次々に電話はきますので、
それらは同時進行で行っていくことになります。

一日にかかってくる電話の数は、
特に数えたことはありませんが、
平均で２０～３０本ほどでしょうか。

多いときには、４０本を超えることもありますので、
仮に１本を３分で処理したとしても、６０～１２０分。

また各別に事務処理が必要な場合も多いので、
それらを含めると、電話の応対＋事務作業だけで、
３～５時間は割かなければならない計算になります。

ちなみに
電話の内容として比較的多いのが、
債務整理案件の和解交渉。

交渉については、
弁護士・司法書士の腕の見せ所ではありますが、
交渉の余地がまったくない相手もいますので、
そういった相手とは、手短に終わらせて、
余計な時間はなるべく減らすようにします。

また、
そのほかでは、
登記絡みの電話も多いです。

特に、新規の案件は、
小職に連絡が来た時点で、
大まかなスケジュールが決まっていることも多く
早急な対応が求められますので、
優先順位は必然的に高くなります。

そして、それらに対応していると、
気付けばあっという間に日は暮れ、
夕方の時間帯が過ぎ去っています。

さっき時計をみたときは１３時だったのに、
ちらっと目をやったときには、もう１７時・・・・
みたいな、スピード感で時間が過ぎていきます。

でもね、

それだけ一生懸命仕事していたはずなのに、

まだ明日の仕事の準備が終わっていません・・・

かかったきた電話への対応も不十分です・・・

また、先のスケジュールを見越すと、
今日やらなければならない仕事はあれもこれも・・・

みたいな状態で、

気分はすっかり周回遅れ。

でも、まだ、あきらめるには早い。

時間はたっぷりあるんです！！

ここから夜にかけては、
電話も少なくなっていきますし、
遅れた分を取り返すには絶好の時間帯。

さあ、集中していきましょう！！

次回は、夕方から夜にかけてです！

追伸（コラム）

雇われ司法書士だった時代。

仕事は「こなす」ものでした。

目の前にある仕事を
完遂することに大きな喜びを感じていたのです。

しかし、独立するとよく分かりますが、
仕事はただ完遂するだけでは、全然足りません。

もっと大事なのは「創出」することです。

つまり、終わっていく仕事以上に、
入ってくる仕事が多くなければなりませんし、
経営者である以上、
いかに多くの仕事を創出できるか、
それを考えるのがいわばライフワークとなります。

また、それが醍醐味でもあります。

ですから、
午後一番から夕方にかけての仕事は、
どちらかというと「こなす」部類の仕事も多く、
面白みにかけることもあります。

しかし、そういった仕事を粛々とこなせるようになると、
自然と感情をコントロールすることを覚えていきますし、
時間の使い方を体現できるんですね。

実は、大切な時間帯だったりします。